病院機能評価機構へ受審の申込み・スケジュール感

イメージ画像 あまよんの解説

病院機能評価の受審を院内で決断したら、まずは受審の申込みです。

以下のことについて事前に確認しておきましょう。

  • 予算
  • 受審する病院の機能
  • 準備期間を確保する

1つずつ細かく見ていきましょう。

予算

病院の規模や受審する機能種別に応じて132〜495万円で推移します。(詳しくはこちら

また、副機能を受審する場合は別途追加料金が発生します。一般的には主たる機能種別と同時に受審します。価格は22万円です。

さらに、受審後に要改善(C判定)の項目があった場合には再審査(確認審査、補充的な審査、改善審査)が必要となります。内容にも依りますが、書面のみの改善内容であれば8.8万円、訪問が必要となる審査であれば19.8〜46.2万円で受審しなければいけません。

また、新規受審の場合には病院内の設備等で不足しているものがあれば新たに購入を考えなければならないものも出てくるかもしれません。

決して安くない金額です。新規で受審を考えていらっしゃる場合は必要性や予算、今置かれている環境なども熟慮した上で受審の判断をしましょう。

受審する病院の機能

機能種別は7種類に分けられています。ご自身の病院がどの機能種別に該当するかあらかじめ確認しておきましょう(参考ページ)。最も病床が多い機能にすることを原則としています。

副機能の受審については任意となっています。複数の副機能を受審することも可能です。また、副機能は主機能の認定後に受審受審することも可能です。

準備期間を確保する

基本的に新規受審の場合は1年半程度、更新受審の場合は1年程度、院内を見直すプロジェクト期間として確保しておくと余裕を持って対応できるかと思います。コンサルなどに準備支援を依頼した場合もこれくらいのスパンでスケジューリングがなされます。

とはいっても、時間を要する改善点がでてきたり、日常業務の合間での作業となりなかなか思うように改善が進まなかったり、と思いもよらなかったような様々な問題も出てくるでしょう。

また、全職種のみなさんに協力して頂かなくては達成できない一大プロジェクトになります。余裕をもってスケジュール設計していても、あっという間にもう審査の日を迎えることになるでしょう。

スケジュールは明確に設定して1歩ずつ着実に準備を進めていきましょう。

より詳細なスケジュールの一例は機構のHPがまとまっており見やすいので、こちらをご参照ください。

受審申し込み

最後に、上記のことが確認できてやっと受審の申し込みをおこないます。

[新規受審]の場合は受審を希望する月より4ヶ月以上前に申し込みを行います。

[更新受審]の場合は認定有効期限の前月末日以前に受審をしなければならず、こちらも新規受審と同様に受審を希望する月より4ヶ月〜1年6ヶ月前に申し込みを済ませ、機構と日程調整をおこないましょう。

また、訪問審査可能期間は

[新規受審]は受審申込から4ヶ月後~受審申込の翌年度末まで、[更新受審]は認定有効期限の1年前~認定有効期限の1ヶ月前までとなっています。

不明点などあればまずは機構の「よくあるお問い合わせ」を確認し、それでも解決しなければ気軽に機構に電話やメールなどして問い合わせてみてください。

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