[3.1.4] 栄養管理機能を適切に発揮している

3領域
  • 適時・適温への配慮
  • 患者の特性や嗜好に応じた対応
  • 食事の評価と改善の取り組み
  • 衛生面に配慮した食事の提供
  • 使用食材、調理済み食品の冷凍保存

チェックリスト

まずは以下のチェックリストの内容が院内で実践できているか確認してみてください。
ページ後半にリスト内容の補足説明を記載しています。

  1. 食事が病棟に届けられた際に適温である(温冷配膳車、保温・保冷食器の使用等が病院の実情に応じて活用されている)
  2. 看護師との連携によるメニューの個別対応や、メニューが選択できる仕組みがある(高評価)
  3. 常に厨房が清潔に維持されている
  4. 快適で美味しい食事が確実・安全に提供されるよう、十分な配慮や注意が払われている
  5. 一連業務の前段階で衛生面への留意がなされている
  6. 職員の健康管理、手洗いの励行がおこなわれている
  7. 食中毒発生時に原因を特定するための手順がマニュアル化されている
  8. 美味しい食事を提供するための継続的な努力がなされている
  9. 8を実現するために、献立や食事が評価され改善の取り組みがなされている

補足

チェックリストの中で、抽象的な内容やわかりにくい内容について補足していきます。
こちらを読んでも解決しなかった場合は、ページ下部のコメント欄にてご質問ください。

快適で美味しい食事が確実・安全に提供されるよう、十分な配慮や注意が払われている

食中毒防止

食中毒の防止への取り組みは必須です。

万一食中毒が発生した場合の原因特定や対応のために、使用食材や調理済み食品を冷凍保存されていることも必須です。

アレルギー食品対策

入院患者のアレルギーの把握が事前になされていることはもちろん、アレルギーの食物が口に入らないためにどこまで配慮されているかも確認されます。

アレルギーが小麦などの場合は同じラインで食事が作られているだけでも、敏感なアレルギー患者はアレルギーを発症してしまう可能性があります。

また、食事の取り違えが起こらないような配慮としてどのような対策がとられているかも事前に確認しておきましょう。

苦手食材への配慮

その他、患者の苦手な食材などにも配慮されていると高評価となります。
病気が少しでも早く治癒するように、食事で必要な栄養を摂取してもらいたかったとしても、残されてしまっては元も子もありません。

入院患者にとっては食事が入院生活の中で唯一の楽しみと言っても過言ではありません。
患者の気持ちに寄り添った行いは高く評価されます。

マニュアルの整備と徹底

給食業務に関するマニュアルおよび記録は厚生労働省の通知「大量調理施設衛生管理マニュアル」に従い作成してください。

給食業務を委託している場合は、通知に従い委託業者がマニュアル・記録とも整備・徹底していることを病院側の責任者が監督してください。

美味しい食事を提供するための継続的な努力がなされている

例えばお正月やクリスマス、節分、ひな祭りなどといったイベントになぞらえて献立が工夫されていること旬の食材への配慮や新鮮で品質の高い食材確保のための努力などが評価されます。

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