当項目は院内ラウンド時などにも確認されます。
- 病棟、外来等における管理・責任体制
- 患者・家族への明示
- 各責任者による診療・ケアの実施状況の把握
チェックリスト
まずは以下のチェックリストの内容が院内で実践できているか確認してみてください。
ページ後半にリスト内容の補足説明を記載しています。
- 患者ごとに責任者が明確になっている
- 主治医が若手や臨時の場合は責任者は考慮されている
- 外来患者の場合も責任者は明確になっている
- 責任者が誰であるか患者に周知されている
- 患者が複数診療科に関わっている場合は診療科ごとの責任者も明確になっている
- 看護職員の責任権限や役割が明文化されている
- シフト交代時に担当看護師が自己紹介している
- 病棟の看護師長は病棟内を毎日ラウンドし、患者の状況確認をしている
- 主治医・担当医の役割が明文化されている
- 入院時に、主治医・担当医を患者に明示している
- ベッド等に主治医を明記している
- 主治医不在時の対応体制が確立している
- 主治医連絡不能時の対応体制が確立している
- 診療科責任医師は管轄下医師の診療の質を確認している
補足
「患者ごとに責任者が明確になっているか」に関して、患者の主治医が若手や臨時の場合は安易に主治医を責任者として配置するのではなく、能力や立場を考慮した上で責任者が決定されている必要があります。
また、外来患者の場合も責任者は明確に定めておく必要があります。
「 病棟の看護師長は病棟内を毎日ラウンドし、患者の状況確認をしている」に関して、患者確認を実施した場合はその内容が記録に残っていることを確認しましょう。
状態に変化がない場合もその旨を記録に残しておくことで、記録の時間帯は容態が安定していたことがわかるのでそれだけで有益な情報になります。