- 主要な倫理的課題についての方針
- 倫理的な課題を共有・検討する場の確保
- 倫理的課題についての継続的な取り組み
チェックリスト
まずは以下のチェックリストの内容が院内で実践できているか確認してみてください。
ページ後半にリスト内容の補足説明を記載しています。
- 倫理委員会が設置され、委員会規定が整備されている
- 倫理委員会で、病院における倫理議題を検討した事例がある
- 倫理委員会は国などのガイドラインに基づいて検討が進められている
- 倫理的課題の研究や検討が外部に委託されている場合、研究がプロトコルに沿って実施されていることを確認している
- 部署によって倫理的課題に対する対応が統一されている
- 臨床倫理が設定されている
- 職業倫理が設定されている
- 臨床研究に関する倫理が設定されている
- 学会や研究会等の発表は臨床研究の倫理に基づいて実施されてことが審査されている
- 各倫理について、全職員が周知できている
補足
チェックリストの中で、抽象的な内容やわかりにくい内容について補足していきます。
こちらを読んでも解決しなかった場合は、ページ下部のコメント欄にてご質問ください。
倫理委員会で、病院における倫理議題を検討した事例
病院幹部も交えて検討した結果、組織として1つの結論を出していることが重要です。検討のプロセスなども記録として残っていることが求められます。
組織として倫理的課題に対する1つの模範解答があり、対応が院内で統一されている事は求められます。
しかし、課題によっては状況次第、また病棟ごとに個別判断を行う必要があるものも存在するかと思います。そのような場合も同様に組織として、個別の判断が必要であると結論付けた検討プロセスや根拠があるはずなので、審査の際はその記録を提示できるようにしておきましょう。