[1.1.2] 患者が理解できるような説明を行い、同意を得ている

1領域
  • 説明と同意に関する方針、基準・手順書
  • 説明と同意の状況
  •  病院としての書式の把握と管理
  •  セカンドオピニオンへの対応

チェックリスト

まずは以下のチェックリストの内容が院内で実践できているか確認してみてください。
ページ後半にリスト内容の補足説明を記載しています。

  1. 説明と同意の方針(ガイドライン)が作成されている
  2. 説明と同意の様式が病院共通で整えられている
  3.  説明と同意が複数(看護師など)の同席の上実施されており、その記録が残されている(署名欄などは漏れなく記載されている)
  4. 同席者の署名は規定に則ったものとなっている
  5. 説明書や同意書は院内で規定のフォーマットがある
    • 入院診療計画書
    •  手術・麻酔同意書
    •  身体抑制同意書
    •  輸血同意書
    •  その他各種同意書
    •  入院診療計画書 など
  6. 説明書や同意書は必要に応じてアップデートされている
  7. 説明と同意が複数(看護師など)の同席の上実施できない状況があった場合、後ほど患者にコンタクトを取るなどの対応方針が明確化され、実施されている
  8. 説明と同意時に患者の理解を補えるような工夫をしている
  9. 説明と同意の際の患者や患者家族の反応や理解度が記録されている
  10.  セカンドオピニオン規定がある
  11.  セカンドオピニオン申込書(自院から他院へ)がある
  12.  セカンドオピニオン受付書(他院から自院へ)がある

補足

チェックリストの中で、抽象的な内容やわかりにくい内容について補足していきます。
こちらを読んでも解決しなかった場合は、ページ下部のコメント欄にてご質問ください。

説明と同意全般について

ただ実施したらいいわけではなく患者がどれだけ理解し、治療内容に同意しているか確認されていることが重要な指標となります。
それを確実なものとするためには、医師と患者が1対1で対話すると一方的な理解に留まってしまう可能性があるため、第三者として看護師が介入することが求められます。

説明と同意時に患者の理解を補えるような工夫をしている

具体的な方法としては疾患の理解を深める情報ツールが作成され、運用されていると高評価となります。
例えば図解のあるパンフレット、や疾患に関するDVDなどがツールに該当します。

関連項目として「1.1.3 患者と診療情報を共有し、医療への患者参加を促進している」が挙げられます。こちらの記事も参考にしてみてください。

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